2009
「ここまで来た循環型社会」 各月のプロジェクトの案内
7月度…家を守る〜柿渋作り
自然エネルギーだけを使った暮らしの実験場でもあるこの「ここまで来た循環型社会」。7月度は少し見方を変えて、出来上がっている家や設備を自然の力で長い間守り・維持していく、という所に着目しました。
小川町上横田に作った生ごみ資源化プラントも、当然できるだけ持続可能な資材を使っています。建屋は木造で、防水・防腐に化学物質であるペンキを使うことなく柿渋で仕上げてあります。
エネルギーとは違う形ですが、この自然の力を皆さんで実感してもらうのが今回のテーマです。柿に含まれるタンニンが水をはじく幕となって木材を守るのです。
柿については皆さんよくご存じのことだと思いますが、あの柿がどのようにして木材を守る力に生まれ変わるのでしょうか?そのすべてのプロセスを実際に皆さんにやっていただきその変身ぶりを自らの体験として感じ取っていただきます。
これを知ると柿の木が一本欲しくなること請け合いです!!
8月度…水を考える〜飲み水を作る
生ごみ資源化プラントからはバイオガスをエネルギーとして生み出しています。ガスを熱に変えて調理したり、ガスで発電して電気を得たり、かなり普通の暮らしに近付けることができます。
しかし、自給自作的な暮らしとしていくにはこれだけでは不十分です。
このプラントでこの研修を行う際に、外から持ち込んでいる、あるいは頼っているものがあります。飲み水と食料は外から。入浴は外に。
この中で飲み水を自給できるようにしよう、というのが今回の講座の主旨です。
プラントの運転に必要があるので、雨水はタンクにためられるようになっています。でもその水はとても飲むには耐えられません。そこで、まず異物やごみを取り除き中水を作ります。飲むことはできませんが、手を洗ったり食器を洗ったりすることには使える水です。
次にこの中水から飲むことができる浄水を作ります。いちばん簡単なのは煮沸して冷却することです。一日のうちに飲める水はどれくらい必要か、ということを考えながら水の浄化装置を作ることで、またひとつ目からうろこを落とすことができます。
これを体験すると、もう蛇口を開けっ放しにはできなくなりますヨ。
9月度…お風呂Part2〜風呂場を作る
日本人にとって欠かすことのできない入浴。冬場は体を温め、夏場は汗を流し、一日の終わりに汚れとともに疲れを流し去り、心安らかに眠りにつく。体と心の健康になくてはならないものです。
ところが、今のプラントにはお風呂がありません。毎回参加者の方々は近くの入浴施設にお連れしております。しかしこれではエネルギーの自給自足には片手落ちです。
6月に行った「お湯を沸かす」実験から今回は一歩進めて、お風呂作りにチャレンジいたします。浴槽や洗い場を木材で作ります。7月に学んだ柿渋で防水もいたします。お湯を作るのはガスボイラーと焚き火の石。特に石には驚きがあります。
日本人の心のよりどころを皆さんと一緒に作りましょう!
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